【特別講義】帰ってきたHouse/Techno DJ論 第1回 個性の出し方
はい、皆様こんにちはDee-Sです。
全5回にわたって執筆していたHouse/Techno DJ論が筆者の予想に反し意外にもアクセスがあったので、「帰ってきたHouse/Techno DJ論」という形でお届けしたいと思います。前回の特別講義では主にmix時の細かなテクニックや展開の作り方を中心にお届けしましたが、今回の特別講義では精神論が中心となるので、人によっては受け入れられない箇所も有るかと思われますので話半分位にしまっておくのが良いかも知れません。
さて、第1回は「個性の出し方」。
凄く漠然としたテーマですが、いっぱしのDJなら誰もが一番大切にする個性。非常に簡単に言ってしまえば「自分が好きな曲を延々と提供」すれば、その人の個性になってしまうのですが、クラバーから入場料をせしめてオナニー全開では、さすがに次は殆ど無いでしょう(笑)。既にヒット作を持っていても、海外アーティストでもそこまではやりません。かのLarry Levanも「プライドは持ち、ポリシーを捨てろ」という非常にぶっ飛んだ発言に筆者の私もいささか困惑しましたが、25歳でその言葉の真実が理解できました。そうなんです。余計な哲学なんて別に考えなくても良いから、自分が良いと思ったものはポップであろうとアンダーグラウンドであろうと関係なく、やれアレはHouseだ、とかTechnoだとか全く気にせず自分らしくプレイすれば良い。そして流行も受け入れながらも自分というフィルターを通して新しいグルーヴを生み出せれば、それは紛れも無く「個性」では無いでしょうか?
よく、筆者の私もプロ、アマ問わずDJの方々とお話しする機会が有りますが、何故かポップ、コマーシャルを否定される方も数多く存在します。筆者の私は○か×でしか音楽を捉えていないので、いつも反応に困ってしまいますが、逆にアンダーグラウンドなモノは全部カッコいいのか?という事にもならないと思いますので、選曲眼は常にフラットな状態で判断しないといけません。
上記を踏まえて、個性をいかに出していくのかを決定付けるのが「自分の生い立ちをテイストに盛り込む」という事。
DJも当然、人間なので人それぞれの環境の違いがあるでしょう。そして影響を受けたアーティストも当然バラバラだと思います。人がどのような音楽を聴いて育ったのかを表現するのにDJという行為は手っ取り早い手段。大体筆者も他人のDJを聴いて「ルーツ」を大切にしているDJは本当に良いDJだと判断しています。この生い立ちのセンスが意外と重要で、若いDJの人たちはこの「ルーツ」を表現出来ていない方が多いのです。当然、年齢的な問題も有るので仕方の無い事なのですが、筆者の私は若い時、とにかく昔の曲なんかも相当数聴き込み、自分のスタイルに取り入れようと苦労しました。よく、DJという職業はテキヤさんと良く似ていて、若い人が売っている屋台って何となく説得力が無い気がしませんか?ちょっと年を召したオヤジの屋台の方が美味しそうに感じてしまう・・・。筆者の言わんとしている事、もうお分かりですね!!
「耳年増になる」事がDJの個性を引き出す第一歩なのですwww
人間、生きているうちに聴ける曲数は限られています。とにかく他人より良い音楽を聴く事が良いDJへの第一歩であり、近道なのです。非常に地味な作業ですが、ココを怠ると絶対にダメなので必ず実践して下さいネ♪
それではまた次回♪
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