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【c-les topics】【どうなるデジタル音楽販売】第5回 音楽業界に明日はあるのか?

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はい、皆様こんにちはDee-Sです。

 

この【どうなるデジタル音楽販売】も様々な角度でクローズアップ。今回は少しダンスミュージックという括りではなく、もっと大きな音楽業界全体の問題に触れてみたい。

国際レコード産業連盟(International Fedelation of the Phonographic Industry)の発表によると、2007年の全世界でのデジタル音楽売り上げ総額は29億ドルにも上る。2006年の売り上げと比較して約40%のアップとなったのだが、このデジタル音楽販売総数は全世界での音楽全体の売り上げ減少を補填する程の材料にはならず、前年比10%ダウンの176億ドルという結果になったと報じた。

しかし、このデジタル音楽売り上げのなかに「着メロ」が含まれている事を忘れてはならない。残念ながら日本のデジタル音楽売り上げの約91%は着メロ向け、その中で「純粋な音楽(着メロではない楽曲、いわばオリジナル楽曲)」は40%程の数字だ。しかも日本のダウンロード販売は携帯から購入している人が91%というのだから、実際にPC上でのオンライン販売は10%に満たないと言う驚愕の数字がこの調査の結果明らかになった。

という事は・・・。この残り9%という中で我々DJ達はどれだけいるのだろう?せいぜい2%くらいが多く見積もっても妥当だろう。だとしたら、相当ダウンロード販売は失敗しているとしか言いようが無い。そして悲しい事にダウンロード販売で買わず違法DLが後を絶たないという問題も当然有るのだが、一体どれだけの割合がワールドワイドで違法DLされているのか?その結果は下記の通り。

 

合法DL 1:違法DL 20

 

これはヒドい。1万DLで売れても、実際はその20倍の人間が違法DLで楽曲を手に入れているんだから音楽産業はたまったもんじゃないだろうし、アーティストだってメシが食えるはずも無い。ココ日本でも違法DLサイトは数多く存在するし、違法DLが犯罪行為であるという認識も本当に薄い。また製作サイドはDAW環境が格段に安くなりPro Toolsなどを自宅に導入し、頑張れば完パケまで自宅で可能になったとは言え、この惨状ではせっかくの製作コストのダウンを図っても補うほどの結果に結びつかない。コレを世間では「崩壊」と言うのではなかろうか?

 

これから先、音楽業界というものが「過去の産業」になりつつある事を筆者は危惧している。技術革新は時に大切な「文化」までも消し去ろうとするのか?そして違法DLを取り締まっても結局はイタチゴッコである事は誰もが承知の話。なので今後デジタル音楽販売という産業はこれから先の話を含め、どのような形で発展させていけばリスナー、アーティスト、製作(レーベル)、著作権管理者の4者の誰もが納得する仕組みが出来るのかを早急に議論し、法の改正をすべき時ではないだろうか?

 

今は正に「非常事態」なのである。

 

それでは♪

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このページは、Dee-Sが2008年3月17日 19:30に書いたブログ記事です。

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