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世界の食卓に関する面白い本がある。
これは、アメリカのTimes誌も特集したもので、世界の家族と典型的なその家族の一週間の食費・食材を写真にしたものである。下記の本がその本だ。


Hungry Planet: What the World Eats

原書

Hungry Planet: What the World Eats
By Peter Menzel, Faith D'Aluisio



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日本語版
地球の食卓 世界24カ国の家族のご飯
TOTO出版



百聞は一見にしかずということで、ご覧いただきたい。


Japan: The Ukita family of Kodaira City
Food expenditure for one week: 37,699 Yen or $317.25


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まずは日本の一家族から。ウキタさんという東京都小平市の家族。一週間の食費は37,699円。
米ドルで317.25ドルである。日本人の家庭らしく、魚が多いことがその証明か。ほかにも調味料や日本独特の、ほかの外国にはない食製品が並ぶ。オリエンタル・ハイテクフードのような捉えかたを海外の人はするのだろうか?
また、この家庭は一週間で37,000円の食費である。4人いるので、一人当たり9,000円強で月に36,000円だ。平均的な食費、ないしは中流グルメ家族といえるだろう。もちろん外食は除くが。



Italy: The Manzo family of Sicily
Food expenditure for one week: 214.36 Euros or $260.11


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次はグルメの国イタリアだ。シチリア島にすむマンゾー家の一週間の食費は214.36ユーロないしは260.11ドル、すなわち30,909円だ。手前に膨大な量のパン、そして果物。ホールトマトの瓶や缶詰などが何故かなんとなくヘルシーに見える。後の家具の上にはシリアルと甘いものか。ジュースやお菓子類も多々見うけられる。ただ、あまり肉がないので、ベジタリアンなのかもしれない。5人家族で1週間30,909円の食費。月12万円で5人と考えると一人 24,000円だ。



Germany: The Melander family of Bargteheide
Food expenditure for one week: 375.39 Euros or $500.07


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次にドイツのバルグトハイド(?)に住むメレンデールさん一家。この国の生活コストは明らかに高いことが予想される。375.39ユーロ、または500.07ドル。日本円で59,423円である。いい値段である。
この一家の食材で目をお引くものは、一番前にあるとんでもない量の飲み物だ。特にこの左前は全部酒だ。ワインが4本にビールが20本。さすがドイツ人である。全部瓶だし、味もおいしいことだろう。これだけ瓶があるのにペットボトルが一本もないところ、また、プラスチックゴミがあんまり出なさそうなところが、ドイツ人のエコ意識の高さか。また、穀物があんまりないような気がする。たぶん炭水化物はビールで取るのだろう。正直、4人家族の食費に一ヶ月24万近く使える彼らの年収がうらやましい。日本だとこの値段で毎週高級食材に挑戦できるのだから。



United States: The Revis family of North Carolina
Food expenditure for one week: $341.98


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さてさて、次は日本の一番の友達のアメリカだ。友達のノースカロライナ州のレビスさんの食卓を見てみよう。食費は一週間で341.98ドル、40,637円である。手前に巨大なピザ2枚とバーガーキング。週末のスポーツ観戦とともにといったところか。そして何よりも加工食品が多い。色もカラフルなところを見るとお菓子の類では?この家はいったい野菜を食べるのだろうかといった勢いの、ジャンクの山々。うしろにはお約束のダイエットコーラ。この辺はカロリーを気にするといったところ?普段デフォルトのカロリーが高いのに、ジュースだけは低カロリーにしても何の足しにもならないだろう。
しかしこの写真を見ると、同時に日本人の多くが、この手の生活にきわめて近いところにあるのかもしれない、という実感を与えそうな気がする。ちなみにc-lesのメンバーの多くが、この食生活に憧れを抱いている。この思い切りの良さに。



Mexico: The Casales family of Cuernavaca
Food expenditure for one week: 1,862.78 Mexican Pesos or $189.09


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メキシコのクエマバカに住むカサレスさん。一週間で1862.78ペソ、189.09ドル、22,469円の食費だ。
カサレスさんの家はコーラをよく飲むが、野菜も果物も豊富で健康的な食生活だ。とくに写真中央部のパイナップルがすばらしい。たくさん食べるお国柄なのか、外食の比率が低いのか、本当に毎食を家でいっぱい食べているように見受けられる。カラフルで南国的なイメージが非常にオープンでいいな、と思う。



Poland: The Sobczynscy family of Konstancin-Jeziorna
Food expenditure for one week: 582.48 Zlotys or $151.27


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ポーランドのコンスタンティン・イェジオルナ(?)に住むソブツィニスキー一家の食卓。一週間582.48 ズローチ、151.27ドルは17,975円。ポーランドの一人当たりGDPは10,000ドル程度なので、世界的に見て中産国の代表格といえるのではないだろうか。2世帯家族にしては以外に質素な感がある。寒い国らしく青野菜があまり少ないこと、また果物が少ないことが印象的だ。その一方で根菜、イモ類が多くあるような気がする。ただ家族の表情がすごい自然に、一番バランスよく見えるのは気のせいだろうか。



Egypt: The Ahmed family of Cairo
Food expenditure for one week: 387.85 Egyptian Pounds or $68.53

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次は自分として一番いいなと思う、エジプトはカイロに住むアフメド家の食卓。一週間で387.85エジプトポンド、68.53ドルで8,143円。この値段でこれくらいの量の食材が購入できたら、日本人にとって、そこはもう楽園だ。日雇い派遣も何のことはない。2日働ければ、買える。ふんだんな野菜、特にピーマン。エジプトの大根・かぶのようなものがその隣に。
肉もあるし、穀物は、見える限り、米、パン(茶パティ・ナンのようなもの)、ジャガイモと十分バリエーションがある。
ここに調味料を持っていったら、完璧だと思える。



Ecuador: The Ayme family of Tingo
Food expenditure for one week: $31.55


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エクアドル・ティンゴに住むアイメさん一家。一週間の食費は31.55ドル、3,749円だ。9人家族なので一人当たり407円、一日58円だ。ここにはドリンクがない。高いのか、それとも飲む習慣がないのか、水を買う必要がないからか。でも彼らはエクアドルの中流階級であるだろうから、食はこれで事が足りてるのであろう。動物たんぱく質がほしいところであるが、エクアドルでは肉の値段はどのくらいなのだろうか。
お父さん、お母さんの笑顔は、そんな疑問を吹き飛ばしてくれる。



Bhutan: The Namgay family of Shingkhey Village
Food expenditure for one week: 224.93 ngultrum or $5.03


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さて、次はブータンのシンケイ(?)村に住むナムゲイ(?)さんたち家族。
1週間の食費は224.93ニュルタム、5.03ドル、597円。大家族の家は全部で12人。食事は限りなくベジタリアンに近い感じがする。牛乳一リットル瓶と思われるものが動物性。
この家はもしかしたら、食費よりも、部屋の内装にお金をかけているのかもしれない。なんといっても家がかっこいい。
ただ、この食材を12人で一週間食べるとなると穀物以外は結構少ないかもしれない。うーん、どうなのであろうか。
この家にホームステイするならば、150円は家に入れたい気がする。



Chad: The Aboubakar family of Breidjing Camp
Food expenditure for one week: 685 CFA Francs or $1.23


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最後にアフリカのチャド、ブレイジン(難民)キャンプに住むアボウバカール一家の食卓。一週間で685CFAフラン、1.23ドル、146円。非常に安い一週間の食費だが、非常に少ない。穀物が多すぎて、レシピのバリエーションに制限があるような気がする。ちょっと心配してしまう内容だ。
ここまで少ないと、後のタンクには何が入っているのか考えてしまう。この家に呼ばれた際には、日本からのお土産として贈り物に何を持っていこうか迷ってしまうだろう。おそらく無難な線で、小豆一袋と乾パン、シーチキンの缶詰、六甲のおいしい水あたりかもしれない。


参考
http://www.menzelphoto.com/
http://whatscookingblog.com/2007/10/31/weekly-groceries-from-around-the-world/
http://205.188.238.109/time/specials/2007/article/0,28804,1626795_1627112_1626671,00.html


文献

Hungry Planet: What the World Eats
By Peter Menzel, Faith D'Aluisio










とんかつ、及びとんかつ屋について ~On Tonkatsu, the Japanese Fried Pork~ 第5回 


 private thoughts and comments である。きわめて主観的である。なのであんまり信用しないように☆

最後に、それぞれのとんかつ屋で撮影した写真をあげることにする。

これらのとんかつは、すべてBGMのない店で撮影したとんかつであり、その行為は、きわめてストイックに

黙々ととんかつを食する他のお客にとって迷惑な行為であった。

そのため、人の目をしのぶように、こそこそと撮影した結果、非常に質の悪い写真となってしまったことを陳謝する。

また、僕はこれらの店に行くといつも、ロースカツ、ないしはヒレカツ定食を頼むのだが、今回は、写真を載せるというこ

とで、メニューのバリエーションを変えてみた。


Image051.jpgその1 神田淡路町 勝漫 
写真の品: 特ミックスフライ定食 
価格: 2800円 

真ん中に大きなエビフライがある。左には、一口メンチカツ、右手前にホタテクリームコロッケ、そしてそのクリームコロッケの奥に、一口ヒレカツがのっている。
エビフライは、フライの皿の左上にある黒いタバコの箱と比較して欲しい。紛れもなく、巨大なエビフライである。その左のメンチカツが非常にジューシーで、すばらしい味なのはいうまでもない。
金額的には高いかもしれないが、量、そして味の2つの要素を加味すると、非常にリーズナブルな気がするのは、僕だけだろうか。




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その2 湯島 井泉 
写真の品: ロースカツ丼 
価格: 1500円 

スタンダードなカツ丼である。
まず、ポイントとしては真ん中にのっている、絹さや。これとカツの相性がすばらしい。
また、このカツ丼はたまねぎの変わりに、長ネギが入っており、またこれがさっぱり感を誘う。味付けも濃すぎず、薄すぎずバランスがよい。
この店にはカツ丼が肉の種類を買えて4-5種類ほどあるので、2種類は制したいところだ。







その3 秋葉原 丸五 
写真の品: ヒレカツ定食 
価格: 1900円(?だったと思う)

丸五のヒレカツは肉厚があって、まさしく「揚げた」豚肉を食すことができる。 
右下に微妙に配置したタバコと比較すると、
カツ自体はタバコより一回り弱、大きいと思われる。
この日もこの店の特製ソースと一緒にこのヒレカツをいただいた。肉の味がよく、ソースとの相性も抜群である。
また来月も行くことにしよう。




















とんかつ、及びとんかつ屋について ~On Tonkatsu, the Japanese Fried Pork~ 第4回

private thoughts and comments である。きわめて主観的である。なのであんまり信用しないように☆


よいとんかつ屋の続きを記したい。

 

かつ漫(神田淡路町)

すごく見つけにくい場所にある。最寄り駅は丸の内線の淡路町である。

ここでは いつも必ずおなかいっぱいに、おいしいとんかつが食べられる。

かつどん、メンチカツ、えびフライどれもボリュームがある。

えびフライは、まさにえびのカツだ。でかい。メンチカツはあの、口の中で溶ける食感がやばい。

予算 2000円から3000円程度

 

とんき(目黒+国分寺)

JR目黒駅前にある、タワー型マンションの裏にある大きなとんかつ屋である。国分寺の店は、JR国分寺駅南口よりとほ3

分程度の場所にある。両店とも基本は共通しているが、アレンジもされている姉妹店である。

目黒の店は、ご飯がおいしい。あの1度炊いた後に入れる木のおひつにヒントがありそうだ。

のれんわけして営業している国分寺の店は、非常にストイックだ。いつ行っても同じ味がする。とん汁が非常にうまい。この

「とんき」は他にものれんわけをしている支店がほうぼうにあるらしい。

予算 1700円

 

丸五(秋葉原)

JR秋葉原駅から、歩いて5分程度の、Livina ヤマギワのそばにあるとんかつ屋。

ここにいくと必ず先にまずビールを頼む。そして、にくよせ というおつまみを頼む。

お店のまかない料理みたいな、パテ状になった肉と野菜のスライスが数枚でてくる。

これが、非常にビールと相性がよく、また価格も400円くらいなので、リーズナブル。

にくよせの付け合せであるたまねぎも、実にふつうにおいしい。

とんかつは、肉厚があるところと上品な味のするソースが特徴か。

予算 2500円程度

 

卯作(新宿)

JR新宿駅東口の、アルタの裏の道にあるビルの3階にある店。

この店はサービスがよい。店主も愛想がよく、いつも『おいしかったですか?』と聞いてくる。

食後にコーヒーもついて、ボリュームも抜群。

強いて難点を挙げるとすれば、肉がちょっと硬いことか。

予算 1500円程度

 

とまあこのように、とかくとんかつ以外の料理に目がいってしまう僕だが、もちろんこれらの店のとんかつ自体もおいしいことは間違いないのでご安心を。

ほかにも、いろいろな店にいっているが名前を覚えているのはこのくらいなので、これくらいに。

 
これらの店だけでもいろいろ違いがあるので、いっぺんいってみて、とんかつ屋に潜む不文律のルールを検証する価値はあるかも、と思うのである。

 

最後に今後訪ねてみたいお店の1覧を簡単に記したい。

 

双葉(御徒町)

蓬莱屋(御徒町)

新橋のなんとか

平田牧場(日本橋?)



---続く---


とんかつ、及びとんかつ屋について ~On Tonkatsu, the Japanese Fried Pork~ 第3回

 private thoughts and comments である。きわめて主観的である。なのであんまり信用しないように☆


名前を覚えている・よく行く よい とんかつ屋 とそのお店にまつわる一言を記したい。

 

井泉(湯島)

千代田線 湯島/銀座線 上野広小路にあるとんかつ屋である。ソープランド「桃山」のそばの路地を入っていくとこの店を見

つけることができる。 ここのひれかつは箸で切れるのにいつも驚く。最後の一切れはしょうゆで食べたりすると面白い。

かにときゅうりのサラダとかに玉がおすすめ。定食の前に食べると、もうそれはいっぱしのごちそうだ。

また、とん汁に入っている長ネギがおいしいのはいつもうれしい。

予算 2000円程度

 

本家ぽんた(湯島)

JR御徒町の駅から徒歩5分程度、上野松坂屋をちょっと過ぎた辺りにこの店はある。

タンシチューをはじめて出した洋食系のとんかつ屋。正直言ってタンシチューのほうがうまいと思う。

とんかつは 白とんかつ といって低温でじっくり揚げるタイプのとんかつで、非常にやわらかい。

ちなみに1度、ここで刺身の盛り合わせをたのんだら、すごく新鮮でおいしかった。

予算 5000円程度

 

蘭亭ぽんた(湯島)

前出の井泉からほんのちょっと湯島駅よりにある店。

本家ぽんたのとんかつに酷似した白とんかつを出す店。本家ぽんたのをコピーした店のようだ。

味もコピーがよくできていると思う。最初の一口は塩で召し上がって、と店員が言うので食べてみたら、

なんと、塩がおいしかった。

予算 4000円程度

 

かつ進(御徒町、湯島、神田)

中央線の御茶ノ水/神田周辺には、15から20年前の新宿「牛タンのねぎし」がそうだったように、あの地区周辺にしかない

チェーン店がある。そのうちの極小チェーン店ひとつである。この店では、とんかつよりもハンバーグが好きだ。とんかつ定食

を頼むと、とんかつしかないのに、ハンバーグ定食を頼むと、エビフライがついてくるからだ。

予算 2000円程度

 

今回は湯島周辺を中心に取り上げてみた。


---続く---

 

とんかつ、及びとんかつ屋について ~On Tonkatsu, the Japanese Fried Pork~ 第2回目


private thoughts and comments である。きわめて主観的である。なのであんまり信用しないように☆


自分の勝手な解釈によるよいとんかつ屋の定義をここでに記したい。

 (すべて当てはまらなくてもよいが、複数当てはまる必要あり)


○BGMがない。

○入ると新聞を渡される。(ないしは置いてある。)スポーツ新聞である場合が多い。

○とんかつ以外においしい1品がある。時としてそれはとんかつ自身よりおいしい場合がある。

○白い木のカウンターがあり、とてもきれいである。

○おしぼりが2回出る場合がある。

○お茶は出がらし。2種類のお茶を出すところもある。

○スタンダードな定食とはとんかつ、キャベツ、ご飯、味噌汁、おしんこ、である。

○何か、がお代わり自由になっている。

ハンバーグがメニューにあるところがボーダーラインである。(ハンバーグがあるところにわくわくさせるものがある店がよい)

○店内は貧相な内装だが、非常に清潔である。

○店の雰囲気がなんとなくストイックな感じがする。

○毎回同じおいしさがある。

○のれん分けをしている姉妹店が、まったくマーケティング戦略の微塵も感じられない場所にあったりする。

○閉店が早い。(大体9時から9時半くらいに閉まる)

 

このように、実にさまざまな要素がクロスオーバーしているようにみえるが、何かどこかに、よいとんかつ屋には共通する、ある一定の雰囲気が感じられる。

あの雰囲気をお店に入った時に感じると、僕は安心するのだ。



---続く---

とんかつ、及びとんかつ屋について ~On Tonkatsu, the Japanese Fried Pork~ 第1回 


 private thoughts and comments である。きわめて主観的である。なのであんまり信用しないように☆

 

僕はとんかつ屋が好きだ。

 
理由はシンプルである。とんかつ屋にはルールがあるからだ。

とんかつは豚肉を揚げたものである。牛肉や鶏肉ではない。

とんかつには必ずキャベツがついてくる。たまねぎやレタスではない。

味噌汁が必ずついてくる。スープやドリンクではない。

 

したがって、とんかつ屋のおいしさや独特さは、非常にあいまいな、不文律に存在する共通のルールの

範囲内において行われる。

なのでいろいろな意味で良し悪しを判断しやすいのだ。もちろん自分にとっての基準で、である。

 

どこのとんかつ屋に行っても、漬物は出てくる。この漬物はいろいろな店ごとにバリエーションがある。

また、どこの店でもとんかつ定食には味噌汁が出てくる。ただ、それはとん汁だったり、わかめの味噌汁だったり、

赤出汁だったりする。

 

そして、もうひとつの理由。

おいしいすし屋、イタリアン、中華。

このどれをとっても、最高水準のレベルは非常に高価である。

一番高級で美味、格式ばっていて、食材の鮮度が高い、すし屋、イタリアン、中華。

本気でこれを求めると、いくらお金があっても足りない。

 

ところが、とんかつは…

一番高級な定食でも5000円程度である。

最もこれは十分高いものではあるが…

 

この観点から、何度もとんかつ屋に足を運ぶようになった。

いくつかのとんかつ屋を訪ねていくごとに、いつも感じる極めて小さな違いと幸せがそこにはある。

 

そしてそこで、日常にある小さな満足をかみしめるのである。


---続く---


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