食: 2007年12月アーカイブ
とんかつ、及びとんかつ屋について ~On Tonkatsu, the Japanese Fried
Pork~ 第4回
~r のprivate thoughts and comments である。きわめて主観的である。なのであんまり信用しないように☆~
”よい”とんかつ屋の続きを記したい。
かつ漫(神田淡路町)
すごく見つけにくい場所にある。最寄り駅は丸の内線の淡路町である。
ここでは いつも必ずおなかいっぱいに、おいしいとんかつが食べられる。
かつどん、メンチカツ、えびフライどれもボリュームがある。
えびフライは、まさにえびのカツだ。でかい。メンチカツはあの、口の中で溶ける食感がやばい。
予算 2000円から3000円程度
とんき(目黒+国分寺)
JR目黒駅前にある、タワー型マンションの裏にある大きなとんかつ屋である。国分寺の店は、JR国分寺駅南口よりとほ3
分程度の場所にある。両店とも基本は共通しているが、アレンジもされている姉妹店である。
目黒の店は、ご飯がおいしい。あの1度炊いた後に入れる木のおひつにヒントがありそうだ。
のれんわけして営業している国分寺の店は、非常にストイックだ。いつ行っても同じ味がする。とん汁が非常にうまい。この
「とんき」は他にものれんわけをしている支店がほうぼうにあるらしい。
予算 1700円
丸五(秋葉原)
JR秋葉原駅から、歩いて5分程度の、Livina ヤマギワのそばにあるとんかつ屋。
ここにいくと必ず先にまずビールを頼む。そして、にくよせ というおつまみを頼む。
お店のまかない料理みたいな、パテ状になった肉と野菜のスライスが数枚でてくる。
これが、非常にビールと相性がよく、また価格も400円くらいなので、リーズナブル。
にくよせの付け合せであるたまねぎも、実にふつうにおいしい。
とんかつは、肉厚があるところと上品な味のするソースが特徴か。
予算 2500円程度
卯作(新宿)
JR新宿駅東口の、アルタの裏の道にあるビルの3階にある店。
この店はサービスがよい。店主も愛想がよく、いつも『おいしかったですか?』と聞いてくる。
食後にコーヒーもついて、ボリュームも抜群。
強いて難点を挙げるとすれば、肉がちょっと硬いことか。
予算 1500円程度
とまあこのように、とかくとんかつ以外の料理に目がいってしまう僕だが、もちろんこれらの店のとんかつ自体もおいしいことは間違いないのでご安心を。
ほかにも、いろいろな店にいっているが名前を覚えているのはこのくらいなので、これくらいに。
これらの店だけでもいろいろ違いがあるので、いっぺんいってみて、とんかつ屋に潜む不文律のルールを検証する価値はあるかも、と思うのである。
最後に今後訪ねてみたいお店の1覧を簡単に記したい。
双葉(御徒町)
蓬莱屋(御徒町)
新橋のなんとか
平田牧場(日本橋?)
---続く---
とんかつ、及びとんかつ屋について ~On Tonkatsu, the Japanese Fried
Pork~ 第3回
井泉(湯島)
千代田線 湯島/銀座線 上野広小路にあるとんかつ屋である。ソープランド「桃山」のそばの路地を入っていくとこの店を見
つけることができる。 ここのひれかつは箸で切れるのにいつも驚く。最後の一切れはしょうゆで食べたりすると面白い。
かにときゅうりのサラダとかに玉がおすすめ。定食の前に食べると、もうそれはいっぱしのごちそうだ。
また、とん汁に入っている長ネギがおいしいのはいつもうれしい。
予算 2000円程度
本家ぽんた(湯島)
JR御徒町の駅から徒歩5分程度、上野松坂屋をちょっと過ぎた辺りにこの店はある。
タンシチューをはじめて出した洋食系のとんかつ屋。正直言ってタンシチューのほうがうまいと思う。
とんかつは 白とんかつ といって低温でじっくり揚げるタイプのとんかつで、非常にやわらかい。
ちなみに1度、ここで刺身の盛り合わせをたのんだら、すごく新鮮でおいしかった。
予算 5000円程度
蘭亭ぽんた(湯島)
前出の井泉からほんのちょっと湯島駅よりにある店。
本家ぽんたのとんかつに酷似した白とんかつを出す店。本家ぽんたのをコピーした店のようだ。
味もコピーがよくできていると思う。最初の一口は塩で召し上がって、と店員が言うので食べてみたら、
なんと、塩がおいしかった。
予算 4000円程度
かつ進(御徒町、湯島、神田)
中央線の御茶ノ水/神田周辺には、15から20年前の新宿「牛タンのねぎし」がそうだったように、あの地区周辺にしかない
チェーン店がある。そのうちの極小チェーン店ひとつである。この店では、とんかつよりもハンバーグが好きだ。とんかつ定食
を頼むと、とんかつしかないのに、ハンバーグ定食を頼むと、エビフライがついてくるからだ。
予算 2000円程度
---続く---
とんかつ、及びとんかつ屋について ~On Tonkatsu, the Japanese Fried
Pork~ 第2回目
自分の勝手な解釈による”よい”とんかつ屋の定義をここでに記したい。
(すべて当てはまらなくてもよいが、複数当てはまる必要あり)
○BGMがない。
○入ると新聞を渡される。(ないしは置いてある。)スポーツ新聞である場合が多い。
○とんかつ以外においしい1品がある。時としてそれはとんかつ自身よりおいしい場合がある。
○白い木のカウンターがあり、とてもきれいである。
○おしぼりが2回出る場合がある。
○お茶は出がらし。2種類のお茶を出すところもある。
○スタンダードな定食とはとんかつ、キャベツ、ご飯、味噌汁、おしんこ、である。
○何か、がお代わり自由になっている。
○”ハンバーグ”がメニューにあるところがボーダーラインである。(ハンバーグがあるところにわくわくさせるものがある店がよい)
○店内は貧相な内装だが、非常に清潔である。
○店の雰囲気がなんとなくストイックな感じがする。
○毎回同じおいしさがある。
○のれん分けをしている姉妹店が、まったくマーケティング戦略の微塵も感じられない場所にあったりする。
○閉店が早い。(大体9時から9時半くらいに閉まる)
このように、実にさまざまな要素がクロスオーバーしているようにみえるが、何かどこかに、”よい”とんかつ屋には共通する、ある一定の雰囲気が感じられる。
あの雰囲気をお店に入った時に感じると、僕は安心するのだ。
---続く---
とんかつ、及びとんかつ屋について ~On Tonkatsu, the Japanese
Fried Pork~ 第1回
僕はとんかつ屋が好きだ。
理由はシンプルである。とんかつ屋にはルールがあるからだ。
とんかつは豚肉を揚げたものである。牛肉や鶏肉ではない。
とんかつには必ずキャベツがついてくる。たまねぎやレタスではない。
味噌汁が必ずついてくる。スープやドリンクではない。
したがって、とんかつ屋のおいしさや独特さは、非常にあいまいな、不文律に存在する共通のルールの
範囲内において行われる。
なのでいろいろな意味で良し悪しを判断しやすいのだ。もちろん自分にとっての基準で、である。
どこのとんかつ屋に行っても、漬物は出てくる。この漬物はいろいろな店ごとにバリエーションがある。
また、どこの店でもとんかつ定食には味噌汁が出てくる。ただ、それはとん汁だったり、わかめの味噌汁だったり、
赤出汁だったりする。
そして、もうひとつの理由。
おいしいすし屋、イタリアン、中華。
このどれをとっても、最高水準のレベルは非常に高価である。
一番高級で美味、格式ばっていて、食材の鮮度が高い、すし屋、イタリアン、中華。
本気でこれを求めると、いくらお金があっても足りない。
ところが、とんかつは…
一番高級な定食でも5000円程度である。
最もこれは十分高いものではあるが…
この観点から、何度もとんかつ屋に足を運ぶようになった。
いくつかのとんかつ屋を訪ねていくごとに、いつも感じる極めて小さな違いと幸せがそこにはある。
そしてそこで、日常にある小さな満足をかみしめるのである。
---続く---